アーカイブ | 12月 2016

  • 高血圧や痛風には温泉は危険?

     温泉というと、何やら健康によさそうなイメージを持っている方が多いと思います。しかし、時にはかえって体に悪い影響を及ぼしてしまう場合もあるのです。
     たとえば高血圧。これは、入浴することによって体温が上がり血行が良くなり、結果として高血圧を悪化させてしまう恐れがあるのです。いい湯だからと長く浸かり過ぎるのは、高血圧のもとになってしまいます。また、温度のあまり高い温泉に浸かるというのも好ましいことではありません。
     あるいは、これは少し意外かもしれませんが、痛風にも悪影響を及ぼすことがあります。温泉の効能として痛風に良いと表記されている場合がありますが、痛風のメカニズムの関係上、少なくとも痛風の発作が起こっている時に温泉に浸かると痛みが増幅される可能性が高いのです。
     前述したように、入浴すれば血行が良くなります。この時、血中の白血球も活性化します。白血球と言えば、体内に侵入した外敵を排除するための存在ですが、活性化していると、攻撃しなくてもいいものまでやたらと攻撃したがるのです。そしてその白血球が、体内にできた大して害のない物質である「尿酸結晶」の剥がれ落ちたものを攻撃します。この時出来る物質が、痛風の痛みの原因となる物質なのです。
     その他、打撲、捻挫などの怪我をしている時にも、温泉に浸かることはあまり好ましくありません。血行が良くなれば、その血流によって患部が刺激されることになる場合も多々あるからです。
     温泉に浸かるのは体にいい、というのは確かでしょうが、体に変調をきたしている時には一概にそうとも言えません。入浴というのは大変に体力を使うことでもあるので、自分の体と相談するのが大切なことです。